マツダ(ND)ロードスターのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.511(お問い合わせの際にお伝えください)
model
マツダ (ND)ロードスター
system
メインユニット:マツダコネクト
ドアチューニング:フロント
フロントスピーカー:BLAM 165.85
リアスピーカー:なし
パワーアンプ:内蔵
ケーブル:kaiser swingcomment
ロードスターにサウンドアッププログラムを施工しました。
オープンボディですが、外来ノイズに踏み込まれないサウンドステージを目指します!
マツダロードスターのダッシュボードです。
オープンボディは、ちょっと上からのアングルで撮影できるので、華やかな印象です。
それにしてもここ数年のマツダの勢いはすごいですね。
スカイアクティブ・テクノロジーによるガソリン車の再発明・再構築を一通り終え、技術力の高さと本気度を内外に知らしめつつ、メルセデス、BMW、レクサスのような「マツダ顔」への統一によるブランド戦略も抜かりなし。
今後、新RX-7やEV向け発電用にロータリーエンジンが再度発売されるなんて話も聞こえてきたりして、ますます目が離せない存在です。
そんなマツダを代表するロードスターにサウンドアッププログラムを施工しました。
スピーカーはBLAMの165.85をセレクト。フランス の老舗ブランドFOCALのカーオーディオ部門の立ち上げに携わったギー・ボンネビル氏が2014年に立ち上げたブランドです。
国内代理店の事情でここ半年ほどの空白期間があり、ご紹介の機会がありませんでしたが、フランス系らしいヴォーカル再現に軸足を置きつつ、ロック等の激しい曲もこなせる懐の深さが特徴のニューテイストのブランドで、安定した人気を誇っています。
メインユニットはマツダ車全般に幅広く採用されている「マツダコネクト」です。
メルセデスのCOMANDシステムよろしく、タブレット状の操作部分+ハイダウェイユニット構成をとっているためか、アフターでオーディオがいじれない(T_T)との悲鳴が聞こえてきた時期がありましたが、ヘットユニットorアンプからスピーカーに向かう線(スピーカーケーブル)さえあれば、サウンドアッププログラムの施工が可能です。
屋根を開けていてもしっかり立ち上がる、どっしりとした低域と、軽やかに伸びる高域をイメージしつつ、セオリーに忠実なインストールを行いたいと思います。
作業の様子をどうぞご覧ください♪
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フロントドア
ボディと同じ色が、そこそこの面積で室内に入り込んでくるとかなりハデな印象になるものです。
まさにこのパターン。とてもとてもスタイリッシュです。
スピーカーの構成は、ドア前方にウーファー、Aピラーにツイーターの2wayとなっています。
ウーファーがドアの下端よりも、ちょっと上めについています。このほうが音像が上がりやすいのでアドバンテージ大です。
よくよく見てみると、このドアには収納という物が無いんですね。
ドアグリップに小銭やら駐車券などを放り込んでしまいそうです。。。 -
ドアトリム取り外し
ドアトリムを外してすぐの状態です。
前方のスピーカー取付部以外の「穴」は、後方の中程度の大きさのサービスホールだけなので、剛性が高そうですね。
鉄は鉄で固有の共振周波数を持っていますので、共振抑制のための鉄板部分への防振は大前提ですが、膨らみにくいという意味での剛性の高さと、その剛性を前提とした気密性の高いエンクロージャーを形成出来る点のアドバンテージは確定しています。
あまりのスタイルの良さにカメラが緊張したのでしょうか?思いっきりピンボケです。
みる限り、どこにもピントが合っていません。。
何故、シャッターが下りたのでしょうか?不思議です。
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アウターパネル作業
それでは実作業に入っていきます。
インナーパネルについているプラスチックパネル、純正スピーカーを取り外し、インナー・アウターパネルともに清掃、脱脂を行います。
次いで、アウターパネルにオーディオテクニカのブチル系防振材AT7560Rを貼り込みます。
丸くて扱いやすそうなカタチをしているので、めんこのようにペタッとカンタンに施工できそうに見えますが、後々の振動や温度変化で剥離しないよう、しっかり圧着を行っております。
<(`・ω・´) -
インナーパネル作業
アウターパネルの防振がおわったら、インナーパネル側の作業です。
ボディとドアをつなぐゴム製のブーツを経由してスピーカーケーブルを引き込み、カスタム制作したインナーバッフルを介してスピーカーを取り付けます。
インナーパネルの防振は、前述の通りサービスホールがひとつで、かつプラスチックパネルのフタがある分、1枚で大きく貼るのではなく、割と小ぶりに切ったシートで細かく抑えていくイメージの配置になっています。
スピーカーの振動板のカーボンのテクスチャが美しいですね。周囲のダンパー、フレームの質感ともよくバランスが取れています。
見た目の美しさや格好の良さと、アウトプットの質は不思議と比例するものです。
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純正位置ツイーター
次にツイーターを交換します。
まずは交換前の純正ツイーターです。
Aピラーのカバーを外すと、下方についています。
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純正位置ツイーター取付
純正ツイーターを取り外して、BLAMのツイーターに差し替えます。
純正ツイーターを保持しているブラケット状の構造の一部を削り落とし、BLAMツイーターを納める準備をします。固定は耐熱性に優れた、自動車室内での使用に向いた接着剤を用いて行います。
接着剤で固定というと、もう二度と後戻りできない!感があるかもしれませんが、接着剤部分を切削して切り離すことは出来ます。この事例では裏側のみの加工でもありますので、後々、純正ツイーターに戻すことは可能です。
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作業後記
今回は標準的なサウンドアッププログラムによるフロントスピーカーの交換の事例をご覧いただきました。
屋根の開く車だと、外来ノイズが多いのでオーディオの音質アップは望めないものと諦めていらっしゃる方が(いまだに)いらっしゃいますが、スピーカーの性能を十分に引き出せるようなセオリー通りの取り付けを行い、特に低域の伸びを確保して音の土台を作ってあげると、屋根を開けてもスッと音が立ち上がるような、外来ノイズに踏み込まれにくいサウンドステージを得ることが出来ます。
車の形状だけであきらめずに、どうぞお気軽にご相談下さい。
クルマのオーディオのグレードアップには、川上のデッキ、プロセッサ、アンプから、川下のデッドニング、スピーカーと手をつけるところは複数ありますが、最も体感(聴感)上の変化が得られやすいのは音の出口である、川下のデッドニングとスピーカー交換の部分です。
当店の人気メニューのサウンドアッププログラムでは、デッキ裏からドアに渡るスピーカーケーブルの交換、ドアの防振、インナーバッフル製作、スピーカー交換と、ドア周りのグレードアップをワンストップで完成させるメニューを、一日の納期でご提供しています。
価格は73,300円(税別)+お好みのスピーカー代とコストパフォーマンスも抜群です。
ちょっと音にこだわりたいお客様。どうぞお気軽にご相談ください♪
電話もお気軽に♪03-5913-8450です!
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