ホンダフィットのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
-
事例No.508(お問い合わせの際にお伝えください)
model
ホンダ フィット
system
メインユニット:Gathers VXM-174CSi
ドアチューニング:フロント
フロントスピーカー:ALPINE X-170S
リアスピーカー:純正
パワーアンプ:内蔵
ケーブル:kaiser swingcomment
ディーラーオプションナビをヘッドユニットとして、サウンドアッププログラムを施工しました。
ディーラーオプションのハイグレードスピーカーよりグレードが上のアルパインスピーカーX-170Sで組みました。
-
ダッシュボード全景
-
現行(3代目)フィットのダッシュボードです。
フラットで広々としていますね。
フロントガラスの傾斜が多少きつめなものの、天井は高く、2BOX形状で車内空間もそれなりに広いので、音場は作りやすい方だと思います。
中央のエアコン吹出口の上にあるのは、、、、カギです。
動作確認後に慌ただしく撮影したため、置いたままになっていましたm(_ _)m
今回はディーラーオプションのナビをヘッドユニットとしたサウンドアッププログラムです。
ナビはホンダブランドのGathers VXM-174CSi(98,000円)です。
エントリーインターナビとしての位置付けのようで、「ナビゲーション機能に特化した価格重視の最廉価モデル。」というコピーがついています。
拡張性や音響性能は抑えめのモデルのようですが、音質向上への寄与度が最も高いのは、デッキではなくて「音の出口の整備」ですので、特に問題にはなりません。
スピーカーの方はこだわって、アルパインの17センチセパレート2way。X-170S(32,000円)をセレクトしました。
アルパイン独自技術の「DDリニア」とよばれる特殊な磁気回路をもつ、アルパインのフラッグシップです。
これをオリジナル製作のインナーバッフルを介して取り付けて、スピーカーケーブル交換+ドア防振で仕上げます。
高いコストパフォーマンスで多くのお客様にポジティブな評価をいただいているサウンドアッププログラム。
施工の様子をどうぞご覧ください〜♪
-
フロントドア
エッジの効いたホンダデザインのドアです。
ポケットの容量もたっぷりで、使い勝手が良さそうですね。
フィットのベースモデルにはツイーターの設定がなく、オプション(GS-3930T)選択時についてきます。
設置位置はドアハンドルの前方、小さい台形のフラットな面のところに、丸い穴を開けて取り付けるようです。
その他、アルパイン製ユニットで構成される「ハイグレードスピーカーシステム」の選択時にも付くようですが、この場合は上記と違ってオンダッシュになるようです。
GS-9161SH■DDL 17cmミッドウーファー(フロント用)
GS-9161XH■DDL 17cm2WAYスピーカー(リア用)
GS-7161TS■2.5cmデュアルエミッションツィーター(オンダッシュタイプ)
サイトには3点セットで41,000円+取付施工費とあります。
上記セットにはリヤスピーカーも含まれるので、正確に比較できませんが、フロントスピーカーとツイーターは、今回取り付けたX-170(32,000円)よりも下位グレードにあたるようです。
-
ドアトリム取り外し
ドアリムを外すと現れる、おなじみの光景です。
ホンダ車特有の特盛ブチルゴムとの戦いを前にして、身が引き締まります(`・ω・´)
スピーカーは頂点のネジ1本で固定されているのですが、外し方を間違えるとツメを折ってしまって復元できないなんて事になります。
DIYデッドニングで再利用を検討されている、なんて方はご注意ください〜。
-
アウターパネル完了
ブチルゴムのとの長い戦いが終わりました。
全体を脱脂処理して、アウターパネルにオーディオテクニカのAT7560Rを貼り付けます。
スピーカーの取付面をよく観察すると、いびつな形になっていることが判ると思います。
まん丸じゃないですね。
純正スピーカー固定用のツメを引っ掛ける部分を設けてあるためですが、スピーカーの背圧の抜けの妨げとなる、背面の突起物は取り除くのが王道です。
ということで、オーナー様にご許可いただいて、出っ張りを切り取る加工を施しました。
基本はまん丸になるように切るわけですが、交換予定のスピーカーの径が小さめのときは控えめにカットする場合もあります。
今回は17センチで、パンパンでしたので、ほぼまん丸カットとなりました。
「カット」と聞くと、もう普通の男の子に戻れないような悲劇的な印象を抱かれるかもしれませんが、切り落としたからと言って、純正スピーカーの引っ掛け穴は残るので、純正戻しが出来ないということはありません。
また、当然のことながら切削面の防腐処理も行うので、さびてしまう事もありません。
人間の感覚は比較対象がないと違いに気づきにくいですよね。
このスピーカーホールの処理も全く同じことで、切らなきゃ切らないで、まあこんなものなのかな?プロショップでやってもらったんだからこれでOKっしょ。という感じになってしまうわけですが、スピーカー・防振・ケーブルと他の条件を揃えて比べれば、違いはわかります。コーンの負荷が減って、動きが軽やかになります。
軽やかになるというと、特にスピード感が増して・・・などという解説がナットクしていただきやすそうですが、そうではなくて、低域もでるし、高域も伸びます。スローもスピーディーも柔軟にこなします。負荷が減るということ=コーンが動きたいだけ動けるということで、恩恵はユニットのスペック全体に等しく及びます。
-
インナーパネル作業完了
作業が完了したところです。
インナーパネルのサービスホールを塞いで、インナーバッフルを介してスピーカーを固定、スピーカー周りも抑え込んで出来上がりです。
このアルパインもいい顔してますね。
コーンの質感と、フェイズプラグの形状、いい仕事しそうな雰囲気が漂っています。
経験上、見た目の感じがよいユニットは音も良いです。
-
ALPINE X-170S
スピーカーの性能を語る際の評価ポイントに、コーン(振動板)の「硬さと軽さ」がありますが、アルパインのXシリーズでは、その特性を組織の結束が強いナノファイバーの採用によって実現しています。
さらに従来型に比べて高密度のネオジウムマグネット、大径ボイスコイル、コーンの柔軟な動きをサポートするダブルギャザードエッジ採用と、スキのないスペックで、聴いた感じもなかなかよいです。
32,000円の価格からすると、かなりコスパは高いと判断して良いと思います。 -
ツイーター設置
こちらがセパレート式のツイーターです。
ダッシュボード上の視界を妨げない場所へ配置しました。
国産のセパレートスピーカーセットの利点は、ポン置きしただけでも周囲に馴染むよう、相応の質感をもってデザインされている点ですね。
多くの海外製品では、ピラーへの埋め込みや穴あけ加工設置に軸足が置かれており、単体で眺めるのはちょっとつらい感じのが多いです。
加工前提の分、理想を極めた位置・角度で設置できるので、音質的なメリット大きいのですが、それなりの予算が必要になるので、もう一段高いところに登ってみたいぞー!というテンションの方向けの世界になってきますね。
-
作業後記
今回は標準的なサウンドアッププログラムによるフロントスピーカーの交換の事例をご覧いただきました。
クルマのオーディオのグレードアップには、川上のデッキ、プロセッサ、アンプから、川下のデッドニング、スピーカーと手をつけるところは複数ありますが、最も体感(聴感)上の変化が得られやすいのは音の出口である、川下のデッドニングとスピーカー交換の部分です。
当店の人気メニューのサウンドアッププログラムでは、デッキ裏からドアに渡るスピーカーケーブルの交換、ドアの防振、インナーバッフル製作、スピーカー交換と、ドア周りのグレードアップをワンストップで完成させるメニューを、一日の納期でご提供しています。
価格は73,300円(税別)+お好みのスピーカー代とコストパフォーマンスも抜群です。
ちょっと音にこだわりたいお客様。どうぞお気軽にご相談ください♪
電話もお気軽に♪03-5913-8450です!
-