メルセデスベンツCLSクラスCLS シューティングブレイク(X218)のオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.467(お問い合わせの際にお伝えください)
model
メルセデスベンツ CLSクラス CLS シューティングブレイク(X218)
system
ドアチューニング:フロント、リア
フロントスピーカー:純正
リアスピーカー:純正comment
音質向上!のその前に、まずはロードノイズをなんとかしたいということでドア4枚を防振しました。
CLSでロードノイズ!?と思われるかもしれませんが、手をかけた分の変化は当然得られます!
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フロントドア
当インストールギャラリーの最初の写真はダッシュボード全景から、というのが定形のパターンですが、今回はメルセデスでは初めてのドア防振だけの作業でしたので、いきなりドアから始めてみます。
当店にご相談いただいた直接の動機は、音質向上、、ではなくて、ロードノイズを低減したいというものでした。
これまでも、ノイズ侵入が比較的多いと言われるエコカー中心に、ドア防振をノイズ低減の手段としてweb上でご案内しており、継続的にご用命頂いておりますが、メルセデスの上位モデルのオーナー様からお声がかかるとは思っても見ませんでした。
しかしながら、感じ方は人それぞれですから、重厚な印象を持つ人が多そうなベンツの、その中でもSクラスをベースにしたCLSでも、「う〜ん。」という評価があってもおかしくないのでしょう。
起点がどこであれ、やった分の効果は確実に出ますので、プランをご説明し、お引き受けすることになりました。
作業内容は前後4枚のドアの防振です。
通常、当店でドアチューニングと呼んでいる、内蔵アンプデッキ等の比較的出力が小さいオーディオシステム向けの、マイルドな防振方法です。
結論から言って、施工前に比べてロードノイズの低減効果が感じられました。また、当然ですが、スピーカーの稼働環境の改善により、オーディオの聞こえ方も締まりのあるものになりました。
ドアの構造が複雑で、分解にかなり手間がかかるため、フロントどあで52,000円、リヤドアで65,000円の予算がかかりますが、オーナー様の「お悩み度」によってはペイするのではないでしょうか。
それでは悪戦苦闘のピット内の様子を涼しいところからご高覧くださいー。 -
第二段階
ドアトリム(内装)を外したところです。
モジュール構造の金属製のパネルで全面が覆われていますね。
メルセデスも上位モデルになってくると、パネルが樹脂ではなくて金属製です。
ドアフレームには、ぐるっと10個のブラインドリベットで固定されています。近年のメルセデスはこの固定方法が多く見られるようになりました。
スピーカーの周りには、スポンジが巻かれ、ドアトリムとの密着性を上げている工夫がみられます。
CLSはまだ16cmサイズのスピーカーが採用されていますね。
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第三段階
モジュールパネルを外して、アウターパネルにアクセスしているところです。
でも、いきなりここにたどり着けるわけではないんです。
手順としては、、
(1)まずガラスを外す。
(2)次にアウタードアハンドルを外す。
(3)金属製パネルをドアフレームに留めているリベットを外す。
という道のりがあるのです。ホントは写真でお見せしたいくらい大変なのですが、それどころじゃないんです。 -
第四段階
激闘の末、金属製パネルを戻すところまで帰ってまいりました。
御覧頂いた感じでは、一般的なドアチューニングと同じ絵ですね。
ただ、スピーカーは一切触っておりません。パネルにリベットで固定されているので、パネルごと一旦いなくなりましたが、そのまま帰ってきました。
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第三段階
そしてアウターパネルへ。
こちらもフロント同様ガラスを外すのですが、リアドアはガラスが2枚ある分、フロントよりも手間が増えます。
リアドアのガラスはサッシで前後2枚に区切られており、後方の分は開閉しないのでそのままでも良いような感じがしますが、これを外さないと、金属製パネルの取り外しの前提となるドアアウターハンドルが外れないのです。
少し浮かせて隙間から手を入れればなんとかイケるかな?と検討してみましたが、それも難しそうでした。
大体のパターンにおいて、ちょっと手間に感じられても潔く障害を取り払って作業したほうが、間違いが生じにくく、(後のトラブル対応時間も含めて)結局時間も短く上がりますね。
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第四段階
そしてパネルが戻ってきました。
フロント同様、ガラスとドアアウターハンドルの取り付けが先行したわけですが、2枚あることもあってガラスの戻しがかなり大変で、だいぶ手間を食いました。
それ故、リヤドア料金のほうが高くなっています。
このあと、ドアトリムを戻して完了です!
試運転してみると、施工前に比べて、一段静かになっていますね。
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作業後記
今回は、メルセデスの上級グレード車のドア防振の事例をご覧いただきました。
重厚、静寂、、といったイメージを持たれるクルマですが、それはそれとして、やはり手をかけただけの改善はあるから面白いものです。
ただ、写真でご覧いただきましたとおり、構造が込み入っているため、施工工賃が材料費を大きく上回ってしまいます。
この機会に音質改善のための具体策も打ってみるかとなれば、スピーカー交換も含めて施工して、相対的なコストパフォーマンスを引き上げることも可能ですし、あくまでもロードノイズ対策だけできればよいという前提なら、今回の事例が最も高コスパということになります。
お客様の課題とご希望に応じ、
柔軟に対応させていただきますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
電話もお気軽にどうぞ03-5913-8450です!
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