プジョー307XSのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.196(お問い合わせの際にお伝えください)
model
プジョー 307XS
system
メインユニット:KENWOOD I-K99
ドアチューニング:フロント
フロントスピーカー:純正
リアスピーカー:純正
comment
デジタルメディア専用のプレーヤー、KENWOOD I-K99への交換とドアチューニングのシンプルな施工です。
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メインユニット
メインユニットをKENWOODの I-K99に交換しました。
CD再生機能を潔く廃したデジタルメディア専用のプレーヤーです。10年前では考えられなかった仕様。デジタル時代を実感します。
USBやiPodの接続が可能で、フロント部に搭載された3インチ液晶パネルでiPodに収録されているビデオ映像も見ることができるようになっています。
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フロントドア
なかなかずっしりと重いドアですよ。
剛性は十分にありそうですね。スピーカーは内装の内側に装着されているので、現状ではそれなりにビビります。
これから改善していきましょう〜。
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第一段階
欧州車はこの手のスポンジシートが多いのは、やはり寒いからでしょうか??
綺麗に剥がしてしまいましょう。
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第二段階
インナーパネルのサービスホールをオーディオテクニカのAT7550で塞ぎます。
一般的な車では、ドアのインナーパネルとアウターパネルとの空間がスピーカーボックスになるので、アウターパネルにもAT7560のような防振材を貼りつけるのですが、このクルマの場合、ドアの内装にスピーカーがついているので、インナーパネルと内装とで形成される空間がスピーカーボックスになるので、ドアのアウターパネルには防振材を貼りません。
スピーカーの背面部分にはオーディオテクニカの吸音材、AT7570をさりげなく配して背圧を調整します。。
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ドアトリム
内装の内側はご覧のとおり。
スピーカーボックスを構成する壁となっていただくために、きっちりと防振材を施工し、ビビる場所を改善しておきます。
しかしながら、限界はそう高くはありません。社外スピーカーへの交換やアンプでパワーを入れるような場合は、内装をさらに強化してスピーカーベースを挟むか、あるいはベースを鉄板から立ち上げる加工をお勧めすることになりますね。
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作業後記−−−−−−☆
今回のような、「内装ぶらさがりタイプ」のスピーカー設置は、一部の欧州車に見られるパターンです。
一般的なインナーパネルに設置してある方式に比べると、スピーカーボックスとなる領域の剛性と容量を十分に確保できない分、正直ハンデはあります。
しかしながら、ビビる箇所を抑えたり、背圧を調整したりといったセオリー通りの施工を行えば、一定のレベルに引き上げることは十分可能です。
どのようなスタートラインであっても、必ずなんらかの道筋を描くことはできます。
難しい構造の車でもなんとかしますので、どうぞご相談ください!