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ポルシェボクスター987のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.677(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    ポルシェ ボクスター 987

    system

    メインユニット:Carrozzeria AVIC-RZ900
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:BLAM S165.80A
    サブウーファー:CerwinVega VPAS10
    パワーアンプ:内蔵バイアンプ

    comment

    フロント2way+パワードサブウーファーのサウンドアップ事例です。
    楽ナビの4ch内蔵アンプをバイアンプ接続して、音のクリアネスを追求しました。サブで低域の増強もバッチリです!


    お客様から感想のメールをいただきました。

    (個人/団体名、必要に応じて商品名は伏せさせていただいております。)

    お世話になります。
    先日はありがとうございました。写真もありがとうございます。

    2台ともいい感じで楽しんでます。
    純正のぼんやりとした音と違って、ちゃんと聞こえるので、音楽のジャンル、というか、曲ごとに、合う、合わないとかも出て、奥深いものですね。

    ・911の方は、排気音とか、もろもろうるさい、車側の問題で、 スピーカーは負けている感じなので、またどこかでアンプの追加など、考えたいです。 (ウーファーは必要十分以上に鳴ってくれてますww)

    ・Boxsterの方は、ちょうどいい感じです。
     気持ちよく音楽楽しめて、 ついつい音量を大きい目にしちゃいますね。 ありがとうございます。

    インストールギャラリー、毎週?の更新、何気に楽しみです。
    普通じゃない施工、インストールが最高です。
    うちのも2台まとめてならネタになりますかねww

  • ダッシュボード


ポルシェ・ボクスターの事例ご紹介です。

ボクスターはポルシェのロードスター専用モデルで、デビューは1996年。もう25年も経つんですね。
初期型は986型で2004年までの生産。2代目の987型は-2012年、3代目の981型が-2016年。そして4代目となる982型が現行モデルとなります。なお、この4代目からボクスターが718ボクスターへ、兄弟車のケイマンも718ケイマンへそれぞれ名称が変更されました。

そして今回ご登場いただくボクスターは、2代目の987型です。
最新の4代目以降のオーディオシステムは、最近のトレンドの統合されたインフォメーションシステム(PCM/ポルシェ・コネクト・マネージメントシステム)の一部に組み込まれる形になり、デッキ部分は車両ごとのダッシュボードデザインに合ったモニタと物理ボタンで構成されるようになりましたが、今回の3代目の981型までは、クラリオンの市販デッキのOEMモデルが装備されていました。

この純正ナビの音声出力は、セパレートタイプの外部アンプと連携して動作するシステムになっていましたが、もとが市販モデルのため、4chアンプも内蔵していたのがユニークポイントでした。
フロントスピーカーを社外の2wayモデルに交換して、(外部アンプはキャンセルして)内蔵4chアンプをバイアンプ方式で接続して鳴らす。というリーズナブルなサウンドアッププランが好評で、かなりの台数、施工させていただきました(遠い目)
しかしながら、ナビの鮮度がそろそろキツくなってきたことで、サイバーナビなどへのヘッドユニット交換も含めたお仕事に切り替わりつつあります。


今回のボクスターは、ナビのみカロッツェリアに交換済みで、その他はノーマルという状態でお預かりしました。
前述の純正ナビを活用したバイアンプ接続の例と同様に、カロッツェリアナビの4chアンプでフロント2wayを鳴らし、さらにパワードサブウーファーで低音域を増強するというプランです。

コンポーネントは以下のとおりです。
○ヘッドユニット
カロッツェリアのAVIC-RZ900(旧製品・オープン価格)です。
2016年発売の楽ナビで、旧製品ではありますが、ナビデータの更新サービスはまだ受けられる状態です。
7型ワイドのモニタですので、2DIN規格のパネルに無加工で収まっております。
(最近は8型、9型とより大きな製品が出ておりますので、パネルをカスタム製作することで、純正では入らないナビを取り付ける加工も承っております。ご要望がお有りの向きはご相談ください。)

カロッツェリアのサイバーナビや、2DINオーディオデッキであれば、接続スピーカーごとに異なった周波数帯域を割り当てられる「ネットワークモード」が装備されているのですが、楽ナビの場合は差がつけてあって一般的な前後左右の4chで、サブウーファーと干渉しないためのハイパスフィルタがあるのみです。
今回は4chでフロント2wayスピーカーを、プリアウト出力によってパワードサブウーファーを、それぞれ鳴らします。

○スピーカー
振興フレンチブランド・BLAMのS165.80A(税込71,500円)です。
フランスの名門、FOCAL出身の技術者さんが2014年に立ち上げたブランドで、今年で創立7年目になります。
フランス系はボーカルの再現に力点をおいた印象がありますが、その枠を超え、パンチのある中低域を備えたカーオーディオ向きの味付けになっているのが特徴です。
製品グレードはフラッグシップの?Signature/Multix?Signature、中核ミドルグレードの?Live、エントリモデルの?RELAXの?グレードで構成されており、今回のは?に属するモデルです。

なお、S165.80AのAはアクティブのAを表しており、2chで鳴らすためのパッシブネットワークを含まない製品です。ネットワーク付きの製品の型番はS165.80(Aなし)で、税込価格は79,200円です。

上述のネットワークモード付きのデッキや、DSPアンプで鳴らす場合は帯域分割済みの信号が出力されますので、S165.80Aをそのまま繋ぐことが出来ますが、今回は4chフルレンジ出力ですので、ツイーターへの低域をカットするためのハイパスフィルターが必要になります。これにはBLAM純正のBFT01というフィルタを使いました。

○パワードサブウーファー
当店ド定番のCerwinvega製のVPAS10(税別46,500円)にしました。
シート下設置可能なボディに、クラスを超える10インチ(25センチ)ユニットと定格250Wアンプを詰め込んだパワフルモデルです。
ボディはアルミダイキャスト製でずっしりと重いため、振動板ので発生する波動をハコのブレで吸収してしまう損失が極めて少なく、ヘビーな低音を余すところなく堪能させてくれます。
今回は運転席後方のバックパネルに、立てて前向きに設置しました。


ざっとこのような感じで、フロント2way+パワードサブウーファーのシステムを組ませていただきました。
こういった車がセカンドカーであることは珍しくないのですが、このオーナー様のファーストカーはなんとポルシェ911です!有り難いことに両車とも当店にお預けいただいているのですが、911の方は車の爆音に押され気味で、パワーアップを計画しているので、先にボクスターの方をお披露目することとなりました。

施工の様子をどうぞご覧ください♪

  • フロントドア

    それではドアチェックから初めます。

    冒頭では触れませんでしたが、ボクスターの純正スピーカーは、フロント3way+センタースピーカーという7スピーカー構成になっており(リヤはなし)、これらをセパレート型の純正アンプで駆動する方式をとっています。
    今回はこのうち、中音域を担当するスコーカーと、センタースピーカーをキャンセル(鳴らなく)し、ツイーターとウーファーの2wayだけでシンプルに鳴らすこととなります。

    純正スピーカーの位置としては、見たまんまで恐縮ですが、右下がウーファー、その左上がスコーカーとなります。
    ツイーターはダッシュボードの両脇に上向きに設置されています。

    純正セパレートアンプからの出力信号は5chです。
    センタースピーカーがフルレンジの1ch。ツイーターとスコーカーが1系統につながっていて左右で2ch(ハイパスフィルター適用)。ウーファーは左右で2ch(こちらはローパスフィルター適用)という設定になっております。

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを外したところです。

    鉄板製の大型モジュールパネルに全てのコンポーネントがレイアウトサれています。
    エンクロージャーの強度としては申し分ありませんね。
    また、この代に限らず、最新型まで一貫して純正ウーファーが大きいので、20センチクラスの大口径のウーファーを取り付けることが出来ます。ここもマニア向けの評価点です。

    左上の黒い樹脂の筒はエアバッグで、ポケバイのマフラーのようなアルミパイプが、火薬の詰まったインフレーターです。
    モジュールパネルの先に外す必要があり、そこはかとない緊張のひとときを味わうこととなります。

  • アウターパネル作業

    アウターパネルの防振が完了したところです。

    アウターパネルをきれいに清掃・脱脂したあと、Dr.Artexの防振材を貼っていきます。
    今回は制振力の強いデッドニンググレードで施工しますので、写真のように短冊貼りです。

    立派なサイドインパクトビームが走っていますが、アウターパネルとぴったりくっついてはいないので、上から下まで一本つながりで貼れています。

  • インナーパネル終了

    インナーパネル側の作業が終わったところです。

    モジュールパネルを戻し、スピーカー、エアバッグモジュールと取り付けたら、防振材で全面を覆います。
    ウーファーのセンターにはシルバーのフェーズキャップ(Phase Cap)がついています。Phaseは位相の意で、これによって前向きの波動が整い、直進性が増す効果があるとされています。

    ウーファーが座っているバッフルボードがデカイのがおわかりになると思います。
    上述のとおり、純正が20センチあるので、その直径を埋めた上で、165ミリ径のウーファーがつくようにリング状のバッフルを重ねた作りになっています。

    20センチウーファーを取り付けるならそれはそれで素晴らしいですが、標準的なウーファーを取り付ける場合でも、土台となるバッフルの容積が大きい分、低域の伸びが素晴らしく、その分、中高域側の音の厚みも出ると行った音響面のメリットも大きくなります。

  • 純正ツイーター

    交換前の純正ツイーターの様子です。

    ダッシュボードの両端にレイアウトされています。
    ドアのところでふれましたとおり、このツイーターは、ドアのスコーカーと同一系統のケーブル(チャンネル)に並列につながっています。

    ウーファーの帯域とかち合わないように、アンプの出力段階で全体にハイパスフィルターがかかっており、ツイーターのついているコンデンサーによって、さらに低域がカットされる仕組みになっています。
    セパレートスピーカーの高級感を演出しつつ、少ないアンプのチャンネルで、ケーブルも最小で済むので、メーカー問わず、このスタイルが圧倒的主流になっています。

    ですので、クリアネスと求めるバイアンプ駆動や、より高い調整余力を狙ったDSPアンプ活用の場合は、1ユニットに一組のケーブルで繋ぐ必要がありますので、例外なく別途ケーブルを敷設することになります。

  • ツイーター差し替え後

    ツイーター交換後の様子です。

    BLAMのツイーターは比較的コンパクトですので、ハデに分解することなく、小加工で納まりました。

    BLAM純正のハイパスフィルタは、ナビの真裏に設置しているので、ネットワークモードを搭載しているナビに交換したり、DSPを追加したりして、外付けフィルタが不要になった場合は、最小の手間で取り外すことが出来ます。

  • パワードサブウーファー設置

    パワードサブウーファーの設置状況です。

    場所は運転席のお尻の後ろあたり。後部座席がある車なら後ろの方の足がくる位置ですが、バスタブ状になってますので、前向きに立てて取り付けています。

    ダイキャストボディ&赤いダンパーでおなじみの当店ド定番パワードサブ・VPAS10は、シート下設置可能なパワードサブとしては標準的な345×245×65 mmの筐体に、クラスを超える10インチ(25センチ)ユニットと定格200Wのアンプを詰め込んで、税込51,150円に抑えたハイコスパ製品です。

    設置性のよいコンパクトサイズですが、ボディーが全てアルミダイキャストで出来ているのでズーッシリと重く、パワープレイ時のバタつきが起きにくくなっています。
    水平設置に比べると、多少条件が不利になるのは否めませんが、車体への負担を考慮した上で適切な取り付け方法を採っておりますので、与えられた条件下では最善であろうと思います。

    この設置方法は、同様の事例を当インストールギャラリーの他のボクスターでご覧いただき、ご依頼いただきました。

  • 作業後記

    今回はボクスターのサウンドアップ事例を御覧いただきました。

    冒頭でも触れましたが、ボクスターでいうと3代目の981型まではクラリオンOEMの市販2DINデッキで、それ以降のPCM(ポルシェ・コネクト・マネージメントシステム)に移行したモデルは、車両ごとのダッシュボードに合わせてデザインされたディスプレイオーディオ的なユニットに変更されています。

    移行後のモデルのサウンドアップ策は?スピーカー交換・デッドニング・スピーカーケーブル交換によるドア周りの整備。だけでもいいし、?純正セパレートアンプからの出力をDSPに取り込んで高品位増幅&タイムアライメントなどの精密な調整を加えたり、?パワードサブウーファーによる低音域増強といったところかと思います。

    対して、2DIN純正ナビ時代のモデル(ボクスターに限らずポルシェ車全般)については、もっと自由度が広がります。

    上記?のドア周り整備は同一として、上記?の音調整相当のグレードアップを図るにも、(ナビ交換するかしないかは別として)?-1上記同様にDSPアンプを追加する策の他に、?-2サイバーナビのように帯域分割機能を含むネットワークモードを持つ社外ナビに交換するという手もあります。(注)内蔵アンプが4chなのでフロント2way+パワードサブウーファーまでの構成が上限)

    あと、ポルシェのサウンドアップの事例になると○○の一つ覚えのように連呼してますが、ちょっと変わったことなさりたいお客様は、フロント3way構成でのサウンドアップもおすすめしたいです。

    20センチ口径のウーファーを従えた3wayはリスニングの中心にある「中音域」の実体感の演出力に長けています。また大口径ならでは量感はかなり素晴らしく、これが外観変わらずで実現できる「選ばれし!」車は少ないです。

    サブウーファー用でないウーファーの一般的なサイズは、ご存知のように165ミリ(海外)あるいは17センチ(国内)が一般的で、品揃えは少ないですが、海外系では、FOCAL Utopia Mシリーズの8MW、ロックフォードのPPS4-8など複数あります。

    フロント3wayとなると、最低6ch必要ですのでDSPアンプ投入が前提となり、多少予算は膨らみますが、それだけの価値はあると思います。ご興味を持たれた方はどうぞご相談ください。



    ポルシェは車好きの方に好まれる車だけあって、オーディオ施工の機会はかなり多く頂戴しております。
    フロント2wayのスピーカー周りの整備から、DSPなど川上に至るシステムアップ、またナビ交換とドラレコ・DSP・リアカメラを含んだドライビングユーティリティのグレードアップまで、いろいろとお手伝いさせていただけます。

    溺愛しすぎの相棒のためにいろいろやってあげたくてしょうがないお客様(^3^)!どうぞお気軽にご相談ください♪

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