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サウンドプロ

日産GT-RR35 SpecVのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.673(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    日産 GT-R R35 SpecV

    system

    メインユニット:ALPINE X9NX2
    マルチビューバックカメラ:HCE-C20HD-RD
    ETC2.0:ALPINE HCE-B120V
    デジタルミラー:AUTO-VOX T9
    サイドモニター:BeatSonic DPM2
    サイドカメラ:BeatSonic BCAM10AW

    comment

    9インチナビの投入を筆頭に、バックカメラ、リアカメラ、デジタルミラーを加えて安全装備を抜本的に改善した事例です。

  • ダッシュボード


R35型GT-Rの事例紹介です。

1989年のGT-R復活第一号となったR32型が6年間、次ぐR33型が4年間、今や天文学的な値段になったR34型が4年間と、それぞれGT-Rの歴史を走り抜けてきましたが、現R35型は2007年のデビューから今年で15年目とシリーズ最長のストレートコースを大激走中です。

ファンの皆様は御存知の通り、15年間ずっと同じだったわけじゃなく、前期型(2007-2010)、中期型(2010-17)、後期型(2017-)と過去に2回のビッグマイナーチェンジが与えられています。
ボディの鉄板部分は共通ですが、ボディーパーツ、機関、内装と細かくバージョンアップを繰り返してきました。そういった仕様の変遷の中でも、時代の変化によって使い勝手が地盤沈下してくるのがナビ周りの電装関係です。
前期型:7インチディスプレイ(ナビ)・リヤカメラオプション+アナログチューナー
中期型:7インチディスプレイ(ナビ)・リヤカメラオプション+地デジチューナー
後期型:8インチディスプレイ(ナビ)・リヤカメラオプション+地デジチューナー

後期型になるまでは、小ぶり、かつ縦横比が2:3に近くワイド感のないナビモニタでしたので、現在のスタンダードからすると、だいぶ視認性が落ちる印象は否めません。
また、もっとも販売台数の多いピュアエディションに関しては、今ほど「マストアイテム」視されていなかったリアカメラはオプション設定でしたので、これもだいぶ時代に合わなくなってきました。(体感的には6-7割方が未装着。お金持ちなBOSE仕様車は装着率高し!)

このような背景から、現行の2DINナビ・バックカメラに加えて、前後ドラレコ、ETC2.0装着といったグレードアップニーズが高まっています。


今回お迎えするR35はまさにその中期型のSpecVです。
ナビ周りは上述のごとく猫の額で、かつ、リアカメラがSpecVに限ってはオプション設定もされていません。

機関と内外装はかなり手が入った車で、ビリビリと激しいオーラがほとばしる危険な一台ですが、ナビ・オーディオ周り純正のままという状態で、ドライビングユーティリティーの拡充を通じて安全性能を高めたいというご希望でご相談いただきました。

ご要望をお聞きした上で決定した施工内容は以下です。

○ナビ
9インチのALPINE X9NX2(オープン価格)を取り付けました。
当店オリジナルの2DINパネル+オーディオコントロール・スワップキットを使って、純正のエアコン・オーディオパネルをルーフに移動させ、空いたところに9インチナビが入るようにカスタム製作したベースフレームとオーディオパネルを使って取り付けました。
周辺機器としてETC2.0車載器(ALPINE HCE-B120V・税込49,500円)も加えました。

ナビの音声出力については、純正BOSEシステムのセパレートアンプに、後付ナビの出力を直接接続することが出来ないため、BOSEシステムの外部入力に対して出力しています。
※仮に標準オーディオ車だったとしたら、後付ナビの出力は直接スピーカーに出力し、純正オーディオの出力は後付ナビの外部入力に入れる方法で受け止めることになります。
※ステアリングリモコンは切り替えスイッチをつけることで、純正側/後付ナビ側の両方に対して操作することが出来ます。

○リアカメラ
当店オリジナルのR35(中期型以降)専用のリアカメラ取り付けブラケットを使って、アルパインのマルチビューバックカメラ(HCE-C20HD-RD・税込み23,100円)を取り付けました。

○デジタルミラー
後方の視認性を高めるためにAUTO-VOX T9(税込26,900円程度)を取り付けました。
ミラーに被せるタイプではなく、ミラー交換型ですっきり付きました。付属のリアカメラはリアウインドウの上端にセット。
カスタマイズ可能なパーキングガイドラインもいい感じです。

○サイドカメラ&モニタ
地味にニーズの高いサイドカメラも取り付けました。
モジュールはカメレオンシリーズでおなじみ?のBeatSonic製BCAM10AW(税込17,600円)を使い、サイドミラーの支柱部分に埋め込み装着しました。
当店では準人気メニューといって良いくらいの施工実績がありますが、そのカメラ映像は、当然ながらナビ画面を切り替えて確認するのが通例です。

これに対して今回は、そういった切り替え操作なしで、常時把握していられるよう、左右それぞれに5インチワイド小型モニタ(BeatSonic製DPM2)を配置しました。
設置場所は左右のミラー裏付近でなので、一発でドアミラーとモニタ映像が確認でき、常に死角ゼロの状態を維持できます。


ナビ取り付けのための2DIN確保は慣れた作業ではありますが、そこそこ日数がかかります。今回は特に9インチモニタを収めるためのオーディオパネルフィッティングに手間がかかりました。
さらにカスタム度満点なサイド監視システムにリアカメラ取り付けなどなど含んで、(オーディオ施工なしで)なんと工期10日間・総額130万円のお仕事となりました。

オーナー様は安全のために、抜本的な周囲の状況把握手段を模索しておられたようで、かなりお喜びいただくことが出来ました。
当店も目いっぱい楽しみながら仕事をさせていただきました♪

施工の様子をどうぞ御覧くださいー。

  • ナビ

    今回の主役となる9インチナビです。
    製品はアルパインのX9NX2(オープン価格)です。

    上述のとおり、当店オリジナルキットの構成部品であるオーバーヘッドパネル(後出)を使って、純正のエアコン・オーディオコントロールパネルをルーフに移動させて場所を開け、アルパインのナビを入れています。

    オーバーヘッドパネルはキットの部品そのままを使いましたが、ナビを入れるほうのオーディオパネルは9インチのでかいパネル対応ではないため、削って合わせていろいろ苦労しながらなんとか納めました。
    カスタム部分は表から見えるパネル部分だけではなく、(奥に収まっている)ナビの筐体を支えるベースフレームにも及ぶため、なかなかの大仕事でした。

  • オーバーヘッドパネル

    ルーフを見上げたところです。

    こちらがそのオーバーヘッドパネルです。
    純正のメガネ入れ兼ルームランプのパネルから、ルームランプ部を外し、エアコン・オーディオコントロールパネルとともに組み込み、天井に取り付けています。

    このコントロールパネルと、ダッシュボード内の機構とは、50本近くのケーブルから成る延長カプラー配線で完全につながっていますので、場所は変わっても、動作は従来どおりです。

    ご覧の通りロールバーともギリギリ干渉してませんので、競技用車両でもOKみたいです!

  • デジタルミラー

    取り付けたデジタルミラーです。

    デジタルミラー関係の業界?では名の通ったAUTO-VOX製のT9という製品です。
    機構的にはリヤカメラの映像をマイクロSDに保存することもできるようになっているようですが、基本的にリアカメラの映像をミラー型液晶モニタに表示することを主眼においた、シンプルなデジタルミラーです。

    まあホント、こういうのはあとから出てくるものが容赦なく高性能ですね。
    解像度が半端でなく、そこそこ暗くなってもナイトスコープかよ?というくらい鮮明に見えます。

    この製品はミラーに被せるタイプではなく、交換タイプなので、(配線を除いて)取り付け自体は簡単です。
    ただ、日産車はルームミラー内にスマートキーの受信部が埋め込まれているので、純正ミラーを割って基盤を取り出し、ルーフ側に仕込むという涙ぐましい小技を織り交ぜております。

  • デジタルミラー付属カメラ

    デジタルミラーに後方の映像を送るカメラです。

    場所はリアガラスの上端ですね。
    前カットでご承知のとおり、今回施工したお車にはロールケージが張り巡らされております。
    そのため、ルームミラーにバーの一部がかかってしまい、もともと何も見えてなかったのです(小声)

    今回のデジタルミラー投入によって後方映像を電気的に捉えられるようになり、安全性が飛躍的にアップしました。

  • バックカメラ

    今回取り付けたバックカメラです。

    冒頭でご説明しましたとおり、前期・中期型のピュアエディション(標準車)のバックカメラは全てオプションで、今回のSpecVは設定無しです。
    こういったリアカメラなしの車両でも、きれいにベストボジションにカメラを付けられるように、専用ブラケットをオリジナル制作しました。

    写真中央のトランクオープナーの向かって右側には、おにぎり2個分くらいの空間があります。
    このブラケットは、その空間を埋めつつ、カメラの先だけ顔を出すように設計されていますので、写真のようにスマートに取り付けられます。

    ※このR35専用リアカメラ取り付けブラケットはオンラインショップで販売中です。(マニュアル付き・税込6,600円)
    ※カメラ配線は左マフラー上のグロメットから引き出すのが適当です。室内配線の手順はご自身でご確認ください

  • サイドカメラ埋込(左)

    カメラ埋め込みの様子です。

    高いホイールを履いてらっしゃる方が多いので、これは皆さん関心がお有りのようです。
    写真のように、ドアミラーの支柱部分に埋め込んでいます。純正カメラでよく見る、ドアミラー本体(可倒部分)の下側に埋め込むことも出来なくはないのですが、多くのオーナー様の関心事は走行中よりも、駐車時の縁石等の障害物とのクリアランスの確認のほうにあります。

    純正タイプの位置だと、ミラーを倒したときに画角が変わっちゃうんですね。写真の位置だと、ミラーの位置に関係なく画像は一定ですので、いつでもギリギリ限界駐車のサポート役を果たしてくれます。

  • サイドカメラ映像(左)

    カメラ映像のモニタです。

    一般的には、必要時のみ、ナビの切り替え操作で確認することになりますが、今回のお客様は常時・ひと目で確認できる状態を維持したいということで、左右ともに専用モニタをご希望です。

    モニタに写っている映像でご確認いただけるように、大きく膨らんだフェンダーとタイヤが映り込んでいるので駐車サポートの役割は十分に果たしてくれます。また、今回の常時モニタリングという使い方を前提とすると、資格になりやすい車両の真横もバッチリ映し出してますので、文字通り死角なし状態ですね。

    この他、人に言えない目的でも活躍してくれそうで、妄想がモッコリと膨らみます。

  • サイドカメラ埋込(右)

    繰り返しになりますが、右側カメラの設置状況です。
    位置はまったく左右対称です。

  • サイドカメラ映像(右)

    右カメラのモニタです。

    ドライバーの顔に向けているため、助手席側とは向きが異なります。
    設置条件に違いがあるため、固定方法も変えています。

    助手席モニタはダッシュボード上にスタンドを立てて固定していますが、場所に余裕のない運転席側については、ソニーのアクションカム用のロールバーマウント(VCT-RBM2)を使って固定しています。

  • ETC2.0

    ETC車載器の設置状況です。

    純正のETCホルダ内で置き換えました。
    今回使用したETC2.0はスリムが小さいので、アルパインから発売されているHCE-B110V/HCE-B053用 パーフェクトフィット KTX-N10Bを使用して取り付けています。

  • ハンズフリー用マイク

    ナビ付属のハンズフリーマイクの設置状況です。

    場所は定位置となっているステアリングコラムの上です。
    定位置と表現しましたが、最近では、純正そのままの景観維持・保全活動を更に推し進めて、ルームミラー付近やAピラーといった、高い位置(視界に入りにくく口に近くなる)に設置する選択肢も用意しています。(コストは変わります)

    今回については、お察しの通りロールケージが邪魔をするので、ここがベストポジションとなりました。

  • 資料映像1/2

    バックカメラ取り付けのために、ハデにズボンを下ろしているところです。

    ボディから左側のマフラーが突き出でいるところの20センチくらい?上にグロメットがあるのがわかるでしょうか?

    トランク外へのカメラ配線の引き出しはここを突破口にするのが妥当です。ディフューザー(ボディーの下を覆っている整流板)を外して、ここにアクセスすれば、必ずしもバンパーを降ろさなくても、通線できることはできます。ただし、配線経路を目視確認し、適所で固定しながら作業できるわけではないので、DIY向けの情報ということになります。

    カメラブラケットを固定する相手となる樹脂製の外装部品(トランクオープナーとライセンスランプが付いてる横長の部品・後出)は両テールランプの中間に二枚並んでいるステーに固定されています。

    右側に写っているオレンジ色道具は、「ゼロリフト」という名前のエアジャッキです。
    当店では時々、車高が非常に○い車両もお預かりするので、地平線からガッツリ持ち上げてくれるこのジャッキがめちゃ頼りになります。

  • 資料映像2/2

    前カットで触れた外装パーツにカメラを付けた様子です。

    ご覧のように、トランクオープナーと右側のナンバー灯との空間に背が高いブラケットを固定する方法です。
    相手はABS製のパーツなので、タッピングビス(スマートビス)を手回しでねじ込んで固定しています。

    手前に転がっているのがブラケット本体です。
    写真の手前側に切り欠きが設けてあるのがおわかりになるでしょうか。装着時は右側に来るわけですが、この切り欠きがランプの左側の出っ張りと噛み合うように設計してあるので、適正な取り付け場所が一発で決まるようになっています。

  • R35GT-R専用・リアビューカメラ取り付けブラケット

    折角の機会なので、販売ページのPOP画像も掲載させていただきます。
    DIY派の皆様のご注文をお待ちしております。
    R35GT-R専用・リアビューカメラ取り付けブラケット
    (お店取り付けも絶賛歓迎中です)

  • R35GT-R専用・2DINパネル+オーディオコントロール・スワップキッ

    ついでにコチラも宣伝させていただきます!
    R35GT-R専用・2DINパネル+オーディオコントロール・スワップキット
    少々値が張りますが、積年の不満から脱出できる快感はプライスレスです!

  • 作業後記

    今回はR35GT-Rの安全装備一式グレードアップ事例?を御覧いただきました。

    R35といえば、専用オーディオクレードアッププランであるGT-Rスーパーサウンドアッププログラムを掲げております関係上、スピーカー交換を伴うご用命が大半ですが、今回は久々に非オーディオ施工事例となりました。

    文中でも触れましたとおり、前期型・中期型は2DINナビ取り付けを希望されるオーナー様が多いですね。
    当店オリジナルのR35GT-R専用・2DINパネル+オーディオコントロール・スワップキットを使えば、すっきりと取り付けできますのでどうぞご検討下さい。
    なお、キットとしては7インチ対応ですが、お店では8・9インチもなんとかなりますのでご相談下さい。
    (意地悪してるのではなく、8・9インチだどクリアランスがシビアなので画一的に寸法を決めることが出来ないのです。ご了承下さい)

    あと、転ばぬ先の杖!一発ガリッとやる前に。R35半定番メニューのサイドカメラ埋め込みもどうぞ(^O^)

    軽めのオーディオリフレッシュから、ガッツリと2DINナビ取り付け、ドラレコ、ETC・・・やっぱりフルオーディオまで。
    R35を筆頭とするGT-Rのことならなんでもご相談ください♪

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