日産GT-RR35のオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.609(お問い合わせの際にお伝えください)
model
日産 GT-R R35
system
メインユニット:純正
デッドニング:なし
フロントスピーカー:JBL CLUB6500C
リアスピーカー:純正
プロセッサーアンプ:ESX XE6440-DSP
ケーブル:kaiser swingcomment
DIY派オーナー様のご要望でフロント2wayスピーカー交換、ケーブル通線とDSPアンプの取り付けを行いました。
デッドニングとリヤ周りはオーナー様担当です♪
R35GT-Rのダッシュボードです。
当店のデモカー君が頑張ってくれているおかげで、大変多くのオーナー様とつながりを持たせていただくことができ、当コーナーでご紹介する事例も車種単独でみるとトップを維持しております。ご縁に感謝感謝ですm(_ _)m
バブル期にGT-R復活第一号となったR32型の発売期間は1989-1994年までの6年間、R33型が1995-1998年の4年間、その次のR34型が1999-2002年の4年間であったのに対し、現行のR35型は2007年から今年で13年目を迎えています。
内外装のマイチェンを重ねたり、多くの特別仕様車が発売されているので、オーナーの皆さんは、年式と仕様の違いが容易に判別できてしまいますが、非オーナーからすると全く(orほとんど)違いがわからないのではないでしょうか?
かくいう当店のデモカーも、赤黒カラーリング&フロント周りのボディパーツ更新で高須クリニックしちゃってますが、年式でいうと2008年式。れっきとした初期型です(^_^;)
今回お迎えしたR35は同い年の2008年式ですが、こちらはキープオリジナル。時に抗わず、丁寧にメンテされながら美しく年齢を重ねている個体です。
今回のオーナー様は自分でやれるところは手を動かしてみよう!というDIY派のオーナー様ですが、だからといって、残念な仕上がりになるのはアカンということで、、難易度の高い部分の作業をご依頼いただきました。
システムの概要は純正デッキからDSPを経由して、フロント2wayとリヤをサブウーファーとして鳴らすという内容ですが、当店では、?DSPと?2wayスピーカー取り付け、及び?すべての配線の敷設を行い、A.ドアの防振とB.リヤスピーカーの入れ替えはオーナー様ご自身で。という分担になりました。
DSPは業界最高水準のハイコスパを誇る、ドイツESX社のXE6440-DSP(税別75,000円)です。
40W×4と70W×2の計6ch分(4Ω時出力)のアンプを内蔵し、DSPによるプロセシングは内蔵アンプによる増幅を行わない分も含めて8chこなせる機械です。
高機能だけども、コントローラーは別売りね♪パターンが少なくない中、コントローラー付きで75,000円と、一般的な知名度は必ずしも高くないハンデをものともせず、着実に販売実績を積み上げております。
スピーカーはJBLの2wayモデル、CLUB6500C(20,000円)です。
お手軽価格でJBLサウンドを楽しめるエントリーモデルとして、多くのユーザー層に支持されているハイコスパモデルです。
つい最近、モデルチェンジのために終売となりましたので、今回でご紹介は最後になるかなーと思います。
※後継モデルはCLUB602CTPに変わります。GT-Rスーパーサウンドアッププログラム内の写真は差し替えておりますので、外観はこちらでご確認ください。
それでは施工の様子を御覧ください♪
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フロントドア
フロントドアの外観です。
ダッシュの方は、2017年の大きなマイナーチェンジでかなり変わりましたが、ドアの方は、特別仕様車にステッチを加えるなどのアレンジを除けば、初代から変更ありませんね。
このクルマは標準オーディオ車なので、右下のウーファーとミラー付近のツイーターのフロント2wayです。
BOSE仕様の場合はドアハンドルの奥に中音域のスコーカーが加わります。
今回はウーファー・ツイーター共に標準の位置での入れ替えになりますので、外観上の変更は生じません。
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ドアトリム取り外し
ドアトリムを外したところです。
今回、デッドニングはオーナー様ご自身でDIYなさるので、当店はバッフル制作を含むスピーカー交換と、スピーカーケーブルの引き直しを行います。
スピーカー交換については、写真の純正スピーカーの位置で入れ替わるだけなので、当コーナーをご覧いただいているお客様であれば、作業概要はイメージできると思いますが、難易度高めなのがスピーカーケーブルの通線です。
当店のように年がら年中?やっていればものの10分弱で通せますが、複雑な構造のため、少々経験のある方でも沼にはまってしまいます。
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スピーカー交換
交換後の様子です。
バッフルはスピーカーがネジ止めされているリング状の部分と、ネジが止まっているフランジ部分との2ピースを切り出し、合体させて作っています。
表面は防水効果が見込めるハードプライマーを吹いて仕上げてあります。
スピーカーはJBLのCLUB6500C(20,000円)です。
冒頭でも触れましたとおり、つい最近終売となり、次期モデルはCLUB602CTPになります。
発売時期は4月中旬の予定で、日本のJBLのサイトにはまだ写真が挙がっておりませんが、GT-Rスーパーサウンドアッププログラム内の写真は差し替えておりますので、外観はこちらでご確認ください。
あと、スピーカー入れ替えに伴う配線経路の変更についても触れておきます。
純正の場合、ヒンジ部を経由してドア筐体内に入ったケーブルが、インナーパネルの穴を通って表側に出て、スピーカーバッフル側面のカプラに接続される方法ですが、→変更後は表に出さない一般的な接続方法に変わります。
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ツイーター取付
ツイーター交換後の様子です。
ミラー付近の三角形のツイーターカバーの裏側にある、純正ツイーターを取り外し、JBLユニットに差し替えています。
厚み調整で両面テープを挟んでいますが、ユニットの寸法には大差なく、固定用の金属製パーツはそのまま使いますので、ほんとにトレードインといった風情ですね。
これで、標準の外観に変更を加えずに音質アップが図られたわけですが、、ユニットが微妙に下向きになっている謎仕様も標準のままなので、ちょっともどかしい気分ではあります。。
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リアスピーカー配線
いきなりのどアップで場所がわかりませんね。すいません。
リヤシートバックの中央に縦並びになっている、リヤスピーカーのケーブル接続部分です。
写真の左側のモッコリが左右の座面の境界部分で、右に見えるシートベルトは左後ろの乗員用、という位置関係です。
後出のDSPから、両ドアの2wayスピーカーに向かうスピーカーケーブルを引き直したのと同様に、リヤスピーカーへの配線も引き直しました。赤/グレーの配線がそれです。
標準オーディオでは、リヤスピーカーはフルレンジで鳴っていますが、今回はサブウーファーとして運用するご計画です。よって、DSPのアンプ出力の大きい方(70W)からステレオ信号の状態でボックス手前まで引いてきて、(一旦4PINカプラー(黒)をかませてから)標準のカプラーに戻してあります。
このあと、オーナー様側でリヤスピーカーの交換&ボックスのデッドニングを予定されているようですが、もし、スピーカーボックス(ウーファーボックス)をカスタム製作する場合は、ボックス側の配線に市販の4PINカプラーのメスを取り付けていただけば、ダイレクトに接続できるようになります。 -
DSP設置
DSPの設置状況です。
GT-Rスーパーサウンドアッププログラムでのアンプの設置位置と同じ、助手席下のエリアに取り付けました。
DSPが妙にピッタリ収まっていますが、このくぼみ部分は、もともと発泡スチロールで埋められていたところで、必要な分、切除して場所を作っています。(右側のスチロールの断面に切った跡がみえますね)
このようにフロア下を「掘って」場所を作っていますので、カーペットを戻してしまうと、シート下は標準のまま。何の痕跡も残らない状態になります。
なお、まわりは鉄板でそこそこ熱が伝わって逃げていきますし、DSP上方には空間がありますので、アンプの放熱問題は一応大丈夫です。
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コントローラー設置
最後はDSPのコントローラー設置状況です。
手が届きやすく、エアコンなどの操作に支障がないところとなると、自ずとここになりますね。
とドヤっておきながらナンですが、GT-Rの場合、シフトレバーがPの位置にあると操作しずらいです。
操作時はDレンジがベターですね()
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作業後記
今回はGT-Rの「DIYを70%くらいお手伝い」事例を御覧いただきました(笑)
当店はスタート当初から、パーツ類の販売・工法の公開・アドバイスと、DIY派のお客様のサポートにも力を入れておりますが、以前はまるまる自分で取り組む方がほとんどだったのに対して、最近は時間のかかるところや難易度の高いところ、外観に影響するところはお願いしますタイプのお客様が増えたような気がします。
IT技術の発展で何かと忙しくなり、時間の読めないタスクを避けたり、やり直しの時間とコストを避けて、効率的に目的を達成しようという時代の変化を映しているのかもしれませんね。
いずれにしましても、お客様のポリシーとご事情、ご予算に合わせて柔軟にフォローさせていただきますので、お気軽に声をかけてくださいね。
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せっかくなので、今回のお手伝いのベースとなったGT-Rのプランのご案内をしておきますね。
まずは標準プランのご案内です。当プログラムは標準で以下の3つのプランを設定しております・・
【V1】フロントスピーカーの交換+デッドニングのV1(110,450円)
【V2】V1にリヤスピーカーをサブウーファーとして運用するための加工を付加(181,100円)
【V3】V1に4chアンプ投入とリヤスピーカー交換V3(235,000円)
さらにオプションは以下の2つ・・・
・ツイーターを露出させるツイーターマウント制作(40,000円)
・アルミ合金とカーボンコンビのJBLグリルが美しいアウターバッフル制作(35,000円)
今回の事例では、V3のリヤスピーカー交換ナシで、4chアンプをDSPに入れ替えた格好になりますね。これによって自在な音作りを可能になるほか、iPhoneや各種DAPのデジタル再生機器の入力も可能になるわけです。
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