マツダ(ND)ロードスターRFのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.581(お問い合わせの際にお伝えください)
model
マツダ (ND)ロードスター RF
system
メインユニット:JOYN SMART STATION
ドアチューニング:フロント
フロントスピーカー:純正BOSE
リアスピーカー:純正BOSE
サブウーファー:純正BOSE
パワーアンプ:純正BOSE
ケーブル:純正comment
RFを小型高性能アンプのJOYNでサウンドアップしました。
純正BOSEシステムの配線には一切手を加えず、カプラーオンで音声信号の情報量アップを果たしました。
これと合わせてドア防振によってスピーカー周りの環境整備も行いました。
マツダ・ロードスターRFのダッシュボードです。
ロードスターが現行のND型にチェンジしたのが2015年、RFの発売は翌2016年になります。
先代のNC型からラインアップに加わった電動格納式ハードトップモデルの進化系で、カチッとしたファストバックデザインのルーフの開閉の美しさでも大いに話題になったモデルです。
長年ロードスターに惹かれながらも、ギリギリのところで踏みとどまっていたけど、このトランスフォームの美しさに背中をドンと押されてしまった方も少なくないのではないでしょうか?
ジッと見してると欲しくなっちゃいますねぇ。
そんな走る芸術品のロードスターのメニューは、ドア防振と、軽量・低負荷のサウンドアップソリューションとして人気拡大中のJOYNの取り付けです。
この車両は、オプションのBOSEサウンドシステム搭載車で、専用アンプ+9スピーカーの構成になっています。
今回は、?このシステム自体は活かしたまま、システム内のカプラの間に、軽量アンプであるJOYNを割り込ませて、信号の情報量UPを図ります。
?加えて、スピーカーの稼働条件を改善するための、ドアのスピーカーボックス化=ドア防振を行います。
今回のBOSEシステム然り、コンポーネントだけで見れば、現在の標準オーディオは昔に比べて、格段に情報量が多く、低損失な電気信号を処理できるようになっています。しかし、スピーカーの取り付け環境は依然としてプアなままです。
ドア防振の施工によって、純正スピーカーの稼働時に生じているロスと変質を減らすことで、電気信号を空気の振動に変換する最重要プロセスの抜本的改善を図ります。
取り付け時の車両への負担が極めて少なく、軽量。イージーインストールで信号の高品位化が図れるJOYNと、電気信号→音声への変換の歩留まり向上に不可欠なドア防振のコラボで、ライトウエイトスポーツのロードスターのサウンドアップを実現します。
今回のお客様は東北のイベント参加時にお会いした方で、はるばる秋田県からご来店いただきました。
バッチリご満足いただけるようにがんばります!
施工の様子をどうぞご覧ください(^o^)
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フロントドア
それではドアチェックから。
ボディ同色ペイント部分とのコントラストが鮮烈ですね!
スポーツティーでシャープで。ロードスターの世界観をよく表しているなぁと感じました。
ドアについているスピーカーは、定位置のウーファーが一つです。
前述の通り、9スピーカー仕様なので、ドア2個、ピラーのツイーター2個、後ろのサブウーファー1個と、変わりダネのヘッドレストスピーカー2個×2座席分で9個の計算です。
ドアトリムの下の方についてるのはDIYでお取り付けになったカーテシランプです。
カーライフを満喫してらっしゃるようですね(^o^)♪ -
ドアトリム取り外し
それではトリムを外してみましょう。
少々の部品を配置した樹脂パネルでサービスホールを塞いている、見慣れた光景ですね。
お陰様でロードスターの施工経験はだいぶ積ませていただきましたので、取り外しの順番やら、どのパーツがどこかなど、体が覚えてしまいました。
そういえば、こういったモジュールパネル式の構造は、デミオあたりがハシリだったような記憶があります。
ここ10年ほどのマツダの躍進には眼を見張るものがありますね。
世の中がハイブリッドだEVにおおきく舵を切ろうとしてるのに、SKYACTIV-Xで過去最高の燃費を叩き出しちゃうKYな感じもキュートです。
頑張ってほしいメーカーの一つです♪
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アウターパネル施工
アウターパネル防振に向けた作業を開始します。
樹脂パネルに繋がっているハーネス類をほどき、ボルトを回して樹脂パネルを外します。
樹脂パネルはビニールに比べて静寂性のアップに寄与していますが、ビニールシート接着のためのブチルゴムがないので、当店のような業者の作業性アップにもメチャ寄与していますよ(笑)
ありがとうございます。m(_ _)m
アウターパネルが見えたら、油脂分や汚れをきれいに清掃し、オーディオテクニカの防振剤AT7550を配置します。
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インナーパネル作業
それでは内側の作業です。
アウターパネルの作業で取り外したパーツをすべて戻します。。
前述の通り、スピーカーの環境を整えるためにドア防振は行いますが、BOSEシステム側にはJOYNを割り込ませるだけで、配線を含めて一切カットや交換は行いませんので、スピーカー配線も元のままです。
すべて戻したら、インナーパネルの防振です。
面の広いところ、相対的に振動しやすそうな所に、防振材を配置します。
使う材料はオーディオテクニカのシート状の防振剤AT7550です。
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JOYNコントローラー
室内に設置するJOYNのコントローラーです。
JOYNは車載オーディオシステムのデッキとスピーカーの間、もしくは別体式アンプとの間に、本体ユニットをカプラー接続し、写真のコントローラーで操作する仕組みになっています。
本体はタバコ箱を2個並べたくらいの小ささなので、見えないところにインストールでき、室内に持ち込むのは写真のコントローラーだけで済みます。
このサイズは(W)150mm(H)24mm(D)25mmと非常にコンパクトなので、コンソール周りのちょっとしたスペースに設置できます。
今回は、しっかりと安定させるためにステーを制作して設置しましたが、状況に応じて、強力両面テープによる固定も可能なので、幅広い条件に適用させることができます。
イグニッションONで電源が入り、予めペアリング済みのブルートゥース機器の接続が完了しますので、都度都度の操作は不要です。
以下が各ボタンの説明です
(左から)
・電源
・ブルートゥース/AUX切り替え(ペアリングボタン兼)
・BT接続時のひとつ戻り
・再生/停止(電話応答)
・ひとつ送り
・ボリュームー+
・grooveボタン(プリセットイコライジング・4パターン)
※AUXには、純正デッキのスピーカー出力が入ります。
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なお、今回検証してみたところ、スマートフォンとのペアリングがマツダコネクトの車載システム側と、JOYN側との両方で可能でした。
よって、音楽リスニング中の通話の具体例として、以下のような使い分けができます。
●マツコネで通話
音楽はストップ。相手の声はヘッドレストのスピーカーから聞こえ、車載標準マイクで話します。
●JOYNで通話
音楽はボリュームダウン。相手の声はフロントスピーカーから聞こえ、JOYN付属のマイクで話します。
※今回はマツコネ通話に絞ったので、JOYNマイクの取り付けは行いませんでした。
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JOYN本体設置
JOYN本体は助手席シート下に設置しました。
普通のロードスターの場合、シート後ろのポケットに収めるのが一般的なのですが、RFにはそのポケットがないので、必然的にこの場所になりました。
冒頭の接続図に内訳を記載していますが、JOYNの取り付けには車種別専用(or汎用)ハーネスキットが必要です。
写真でいくと、右側の大きなのがJOYN本体です(前出の車載コントローラーとマイク等も付属します。
左の手前の2つはハーネスキットに含まれるノイズフィルターとハイローコンバーターです。
左上の真っ黒ボックスは、オプションのハイパスフィルターです。
コーンの振動へ負荷が大きく、中音域再生への影響が大きい120Hz以下の周波数をカットすることで、全体的な軽やかさ、明瞭さを得ることが出来ます。
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BOSEアンプ
最後にBOSEアンプとの接点です。
BOSEアンプは運転席のキックパネル側面に設置されています。
繰り返しお伝えしておりますように、配線をカプラーで割り込んで接続するだけなので、加工は一切ありません。
純正戻し&次の車への載せ替えも簡単です。
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作業後記
今回はマツダコネクト搭載車(+BOSEサウンドシステム)へのJOYNスマートステーションの取り付け事例をご覧いただきました。
新車なら新車なりに、旧車なら旧車なりに、様々な理由で純正デッキを変えられない・変えたくないケースが少なくないと思います。
これらへの抜本的な解決策として、DSPアンプの導入はかなり有力な手段であり、多くのお客様にご利用いただいておりますが、スピーカー交換・防振と言った音のドア周りの費用を別として、15万円〜の予算は必要になってきます。
スピーカーユニットごとの帯域分割、音の到達時間を調整するタイムアライメント、帯域ごとの凸凹をならすイコライジングといった、DSPならではの機能をつかって好みの音作りを楽しんでみたいという想いがお有りであれば、そう高くもない投資ですが、そこまで突き詰めなくても、とにかく気持ちよく聴ければいいんだケド。。という方には、少々高く感じられる価格かもしれません。
その点で、プロセッサーのような調整機能はもたないけれども、ブルートゥースとハンズフリーの実用性は備えつつ、実用域の音を心地よく聴かせる小型アンプに開発リソースの多くを割り当て、ハーネス込み製品価格が5万〜7万水準のリーズナブルプライス で収まるこの製品はなかなか有力な選択肢だと思います。
本体・コントローラー部ともにコンパクトなので、インストールスタイルの自由度は大変高く、今回は事情によりシート下になりましたが、スペースの余裕がある場合、コンソール裏でまとめてしまうことも可能です。
当製品単体で、またドア防振とセットで、はたまたサウンドアッププログラムによってスピーカー交換までセットでと、組み合わせ自由です。
ご予算に応じてご検討いただければと思います。
ご相談はお気軽にどうぞ♪
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