マセラティクアトロポルテのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.416(お問い合わせの際にお伝えください)
model
マセラティ クアトロポルテ
system
メインユニット:Carrozzeria AVIC-RZ99
バックカメラ:Carrozzeria ND-BC8
リアモニター:Carrozzeria TVM-W710comment
標準のマルチファンクション・ディスプレイの位置にカロッツェリアのナビをすっきり取り付けました。
標準のデッキはケーブルを延長してトランク内に移設しています。
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ダッシュボード全景
タンカラーとウッドの組み合わせが美しい、ラグジュアリー感あふれるダッシュボードです。
このクルマは現行のひとつ前にあたる5代目のクアトロポルテで、エンツォ・フェラーリのデザインを手がけたことで有名な奥山清行さんのデザインによるモデルです。
現行車にも受け継がれている美しい曲面が印象的なクルマですね。
今回はスピーカー交換を初めとするオーディオ関係のお仕事ではなく、純正デッキ(正確にはマルチファンクションディスプレイ+オーディオ操作部)をカロッツェリアのナビに入れ替えるお仕事です。
入れ替えといっても、純正デッキを取り外してしまうと車載システムがエラーを起こし、ディーラーさんでの対応に支障が出ますので、たくさんの配線を延長してトランクに移設し、跡地に2DIN分のスペースを造成してカロナビを納めるという、プロショップならではの複雑怪奇な手術です。
更にこの車の場合、外からの見た目と、内部の構造にかなりギャップが有り、外した所にスポン!と入れる事ができない、かなり難易度の高い作業になりました。それでは本編はじまりはじまり〜。
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純正デッキ
こちらが手を付ける前の純正デッキです。
ナビ機能はありませんが、車両情報やオーディオの状態などが表示されるようになっています。
下の3グループのボタン群は、オーディオ操作のためのボタンです。
引き続き次のコマを御覧ください・・・
施工前後の変遷がわかりやすいように、写真を再掲してご説明いたします。
左は前のコマでもご覧頂きました純正デッキです。
ぱっと見、赤枠部分がデッキ本体のように見え、これをなんとか取り出せば2DIN確保できそうな気配がありますが、そうはいかないのです。
赤枠部分は単なる薄型モニターで、CDスロットを含む緑で囲んだ部分がひとつづきのデッキになっているのです。
前述のとおり、この純正デッキは電気的な接続を完全に維持しないといけませんので、この赤と緑の枠内の機器をそっくり取り外し、コードを延長してトランクへ移設します。
右側がカロッツェリアナビ AVIC-RZ99インストール後の状態です。
モニター裏のフレームを限界まで削り落として何とか枠内に2DINを収める事が出来ました。
純正デッキのスイッチ類の跡地は、パネルを制作してカバーし、外観を整えました。
こちらが純正デッキの新居となるトランク(の床下収納)です。
なんだか、取り外してポンと置いただけのように見えますが、フロント部分から延長した配線で繋がっています。
配線の長さは5m。本数は40本!楽じゃない仕事ですね。
荷物と接触して破損してはいけませんので、カバーを制作して保護しました。
400馬力のエンジンを持つクアトロポルテは、ドライバーが楽しめる車でもありますが、後部座席の居住性を重視した、いわゆるショーファーカーでもあります。
そんなクアトロポルテの後部座席にモニターを設置しました。
2トンを超える大きなクルマですが、運転席と助手席の間隔が車格ほどは広くないので、7インチのコンパクトなモニターをセレクトしました。
この位置にモニターを設置する場合、完全に固定してしまうと、肘をぶつけた際にパネルやステーの破損も考えられます。
後席に元気なお子様をお乗せになることもありますので、可倒式にすることで対策しております。
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作業後記−−−☆
今回はオーディオ関係ではなく、純正デッキ(マルチファンクションディスプレイ)の移設を伴うお仕事をご覧頂きました。
純粋にオーディオだけに関わるデッキの場合、取り外してしまって問題ないケースがほとんどですが、車載システムと何らかの連携が取られている場合はそうも行きません。
でもなんとかしたい(笑)という場合、今回のようにたくさんの配線を延長する特殊な工法を採ることで対応が可能です。
ディーラーさんは当然のこと、量販店さんでも対応していただけないはずで、プロショップ仕事の典型例と言える仕事です。
この代のクアトロポルテは非常に評価が高く、新型が発売された今でも、大事に乗られている方が多いようです。
ナビ機能だけあれば、という場合、リーズナブルなメモリーナビをダッシュボード上にペタン。というパターンもアリですが、きっちりキレイに付けたいとお考えの場合は、どうぞ御相談ください。
なお、今回の事例のようなデッキ移設の他、標準のスイッチ類の移設仕事も施工経験豊富です。
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